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院内勉強会4月

2020年5月5日

院内勉強会 2020年4月

小倉駅近の歯科医院 かわばたしんご歯科院長のかわばたです。

令和2年1月より院内勉強会をスタートしました。院内勉強会の内容を発信していきたいと思います。皆様の、お口からはじまる健康づくりに、お役に立てれたら幸いです。時々、歯科とは一見関係のないような勉強会も行います。今回のテーマは「接着」についてです。歯科では、虫歯の治療後に、人工の被せ物をいれます。その被せ物は、銀歯や金歯などの金属、セラミック、ジルコニアという人工ダイヤモンド、レジンという人工樹脂など多岐に渡りますが、患者さんのお口の中に被せ物を装着する時に、その被せ物と歯を接着する必要があります。しかし、接着とはなんでしょうか。今回はそんなお話です。

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第4回、5月1日金曜日におこないました。テーマは「接着」についてです。

皆さんは接着剤を使われたことはありますよね。接着剤はどうして物と物を接着できるのでしょうか。

接着のメカニズムには大きく分けて三つあります。①機械的嵌合 ②化学的相互作用 ③物理的相互作用

①物理的な嵌合力とは、アンカー効果とも呼ばれ、液体が物質の表面の凹凸した中に入り込んで固体となって、がしっ!とくっつく。つぎにのべる②、③よりイメージしやすいと思います。

②化学的な接着力とは、接着される物質と接着剤が化学反応してくっつくもの。こちらは接着面が化学変化をして、電子を共有するようになる。一次結合といいます。

③物理的相互作用は、分子間引力(ファンデルワールス力)といい、この作用による結合を二次結合といいます。物質の表面の分子のプラスマイナスが接着剤の分子のプラスマイナスと電気的にくっつきます。

液体が固体におかれたときに、はじかれずによく馴染む状態をぬれがよいといいます。このぬれがよい状態は、接着には不可欠な要素です。分子間力が生じやすい状態でもあるのです。

例えば、アロンアルファなどの瞬間接着剤は、物質と物質に相互にぬれがよく、空気中の水分にふれることで、瞬間的に液体から固体へと変化する性質をもちます。最初は液体で、物質の表面を覆いこまかな凹凸に入り込み機械的嵌合力をもち、ぬれがよいので薄い厚みへと変わることで物理的相互作用をもち、強固な接着が実現するわけです。つまり①と③が合わさって成立します。

ちなみに、瞬間接着剤がぬれがあまりよくない物質、ガラスであったり、プラスチックの一部は、うまくくっつけることができません。ガラスにぬれがよい接着剤、プラスチックにぬれがよい接着剤など、材料によって接着剤はかえる必要があります。

 

歯科では、生体の一部である歯に、金属、セラミック、ジルコニア、樹脂の接着を行います。

また歯科材料の接着についてはふれていきたいと思います。

 

かわばたしんご歯科 河端